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家庭機で作るニットは世界的に絶滅寸前。 

今日は、『Kei MACDONALD』のニットがどんな風に商品を作っているか紹介させて頂きます。
ちょっと真面目なレポートです。(笑)

Kei MACDONALDの商品の半分以上を占めるのは、家庭機で編んだ半手編みニット。
30~40年前には嫁入り道具としてミシンの代わりに、
または趣味として家庭機を扱う主婦の方も多かったようです。
残念ながら私が子供の頃、我が家に編み機はありませんでした。

私の家庭機との出会いは、15、6年以上前のこと。
オリジナル商品をお店に卸し始めて2,3年目だった頃、仕事としては効率の悪い手編みを補い、仕事の巾を拡げる為に習いに行き始めました。そしてその後、リブ編みを習いました。
今でも好きなのは手編み。
手編みを知らないと編み機の原理は分かりません。

機械と言っても、家庭機は手で動かさないと1段も編めません。
まさに人の手を使った「手編み機」なのです。

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これは平盤の状態です。
普通の天竺編みは平盤で編みます。
編み込み柄も平盤で編めます。


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糸が太い時は、針抜きという方法で編んだり、
そのテクニックは本当に多岐に渡ります。

120718_1607~002
編んだものはスワッチと呼ばれたり、
ガーメントと呼ばれて工場との打ち合わせやお取引先との商談に使用します。
袖口や裾の編み出しは、リブ編み機を使ったり、
また使わなくてもタッピ返しという方法でリブを編むことが出来ます。

コピー ~ 120319_175310
しかし、タッピ返しは一度編んだ部分をほどいて反対に返して行くので時間の掛かる作業です。

ガーメントは編んだあと、編地を落ち着かせる為に軽く湯通ししたり、
反物でいう放反のように、しばらく編地を放っておいて養生させます。

編み機には、そのほかに220本針の細機や
逆に太い糸を編む太機などがあり、それぞれにリブ機があります。

ニッターさんはある意味、メカニックでもあります。
機械の糸調子やメンテナンス、老朽化した針の取替えなども自分でしないとなりません。


日頃、なかなか日の目を見ない、日本の職人さん達。
私は、もう少し消費者の皆さんにも知ってほしいと思っています。
何故なら、10数年前に家庭編み機を使っていた中国の工場でさえも今はほとんど自動機になり、家庭機を使える職人さんは日本だけでなく世界中から消えていっています。

その以前から、日本人のもの作りの極め細やかさには定評があり、英語では、『クレバーハンド』と言って賞賛されます。
クレバーハンド・・・『賢い手』器用な手という意味です。
まさに日本人の手先の器用さは持って生まれた才能だと私は思います。

お店に行ったら、是非商品の裏の品質表示や下げ札の原産国表示を見てください。
貴方が、Made in Japanのニットをお店で探すことが出来たらかなりラッキーです。
そのくらい今日本製のニットはないのです。




長いコメントを最後まで読んでくださり有難うございました。



次回は、手編みの事について紹介したいと思います。
手編みもとっても奥が深いんですよ。

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